「交絡因子で調整した」とはどういうことか
重回帰分析において、交絡因子を調整するためには、モデルに交絡因子を投入すればよい、とよく言われます。 なんとなくそういうものかと思ってきましたが、その意味を少し考えてみました。今回は2つの項のみの単純化したモデルですが、より複雑なモデルについても同様の考え方ができるはずです。交絡因子と、暴露/治療と相関する部分についてはどちらの係数に寄与するのか理解していませんでしたが、乱暴な言い方をすれば重回帰モデルにおいては「アウトカムとの相関の程度に応じて割り振られる」と考えることができそうです。
例は適当に考えたので、DAGの妥当性については目をつぶってください。
スライドをそのまま貼り付けています。
参考: 重回帰分析をN次元空間で考える、ということについてはこのページの下半分が分かりやすかった。 www.snap-tck.com